野良猫を捜す散歩をパトロールと呼び、揺れる木々に雨が当る音を聴くのと、何となく海を眺めてるのが好きな男が、家の扉を開けて、2つある鍵穴の一つだけを掛け、左に曲がり、歩いて1分、男の家のすぐ側には公園があります。
男は公園で、ご飯を食べています。
今日は、青空弁当の日にしようと男は思ったのでした。
「こいつは良い」と男は思いました。
公園で空を見ながら、ご飯を食べるのはとても気持ちが良い。
男は、ずっと青空弁当の日でもかまわないなと思いました。
だから「こいつは良いね。ずっと青空弁当の日が続いたら良いよね」とその右隣に言いたくなりました。
男は1人が大得意だと思っていました。
でも、久々にその右隣が恋しくなりました。
今日の「ごちそうさま」は
少し小さい声で言いました。
