職場にて……
「ふーむ。まいりましたな」
「ん?どうしたの?」
「座右の銘に字数制限があるんだよ。書けない。まいっちゃうな」
「へー、ロブロイの座右の銘って何なの?」
「あ、僕の?
何も知らない者は、何も愛せない。
何もできない者は、何も理解できない。
何も理解できない者は、生きている価値がない。
だが、理解できる者は愛し、気付き、見る。
ある物に、より多くの知識が備わっていれば
それだけ愛は大きくなる。
すべての果実が苺と同時期に実ると思い込んでいる者は、葡萄について何一つ知らない。
…っていうパラケルススって名前のルネサンス初期にいた錬金術師の言葉でね。僕はこれを15歳の時から座右の…」
「長い長い!!長過ぎる。もっと簡単なのにしなさいよ。4文字とか」
「4文字!!?んー……」
「待てこら!リクナビじゃん!!!」
というわけで
ロブロイは新しい座右の銘を考え中です。
ふむ。
んー
晴好雨奇?

P.S.
事務のお姉さんに勢いで思いっきり肩を殴られた時に「痛くないもんねー」って言ったけど、本当は「労災!労災!」って泣いて叫びそうだった。