「……というわけなのよ。もう無理。苛々しっぱなしだし、生理的に無理になってきた。いい大人が何言ってんの?頭おかしいのかしらって思うわけ」
「そうかあ。駄目か。でも君はすごく寛容なイメージしかないけどね。君を怒らせるのは大したものですな。君は怒らないというか大抵のことは許せてしまうと思ってたよ」
「それは違うわね。誰にでも寛容なんじゃなくて、そうね、早い話、ロブロイの場合はロブロイ枠があるのよね。ロブロイだから仕方ないよなーってなる。多分だけど、ロブロイ枠みんな持ってると思うよ?Aも絶対あるし、W君もこれ完全に持ってる。ロブロイじゃなかったら許せないことかなりあるからね」
「あのさ、それ喜んでいいのかな」
「というより羨ましいわよね。私も欲しいわよ。それ」
「うーん。そっか!わ、わーい」
ロブロイは完全にどうしようもない奴だと思われている事を告げられて、とてもショックです。
P.S
ロブロイ枠の限界を知る為に、今度みんなを自転車でわざと轢いてみて、怒るのか試してみたいと思います。
