仕事の時間に1日が費やされてるから、僕はこうして手記を綴る時間が無くなってしまう。
1日1日が満たされていると誤解し続けている。
僕には現実から離れている時間が必要だ。
妄想に人生の一部を占有されなくてはいけない。
だから、長い道中、僕は酷く妄想に耽っている。
喋るペンギン
恋仲の21歳
緑色のサンダル
白金の腕時計
纏わりつく蠅の数
3ヶ月後の自分(または3年後の自分)
500Kmは、妄想の距離になる。
僕の大事な誰かは500Kmの中。
僕は愛を振りまいている。
真似事として。
500Kmの間に、僕は何度か誰かを抱き締めた。

P.S
「今日は、愛を振りまくわ。あなたも気を付けて」という言葉に感化された男の言葉